まもなく発売予定のHANAKO Miniを紹介いただきました
日刊木材新聞より新製品HANAKO Miniのご紹介をいただきました。
林業を専門になさらない方々に、HANAKO Miniが山仕事を始めるきっかけになればと思い開発しました。
どうぞお見知りおきください。
全文テキストをイメージの後ろに記載しております。
記事全文
2020年1月16日 木曜日 日刊木材新聞
小型軽量の高性能搬器を発売
人力運用対応で山仕事参入を支援
森の機械
森の機械(岐阜県関市、広瀬幸泰社長)は、林業架線の技術を取り入れた山仕事用の軽量搬器「HANAKO Mini(ミニ)」を開発し、1月末に販売を始める。動力を使用しない人力搬送が可能で、本体重量約5キロという軽量タイプのため女性や高齢者でも扱いやすい。同社では林業用の機械設備を持たない人でも山仕事に参入できる軽架線集材用搬器として普及を進め、森林整備の促進に貢献したいとしている。
同社は2018年に創業し、山仕事の支援業務や機械器具に開発を手掛けている。昨年4月には、スイングヤーダなど高性能搬器を使用せず動力1つで原木の昇降や移動ができる「HANAKO 300」を発売。動索の張力で固定索をクランプして制御する仕組み(特許取得済み)を搭載し、単引きで上げ荷・下げ荷いずれの斜面でも端(はな)上げや宙吊りの運搬ができる搬器として注目された。
今回の同ミニは、より軽量な搬器が欲しいという声に応えて開発したもの。同300の機能(上げ荷、下げ荷、水平運搬、端上げ、宙吊り)と1人作業が可能な点はそのまま継承しつつ、小型軽量化で本体重量は約3分の1となった。また動力を使わない人力運用を可能にしたのが特徴だ。標準で1~5倍力の切り替えが可能な「倍力システム」により重量物を搬送できる。固定索のワイヤー径は6~12ミリに対応している。
用途としては、大型機械を入れられない場所での原木運搬や、集材経路が制限される里山や公園などの危険木除去のほか、間伐作業の支援、風倒木の除去、苗木の運搬、薪炭林材やキノコ原木、木工用材の搬出、森林環境教育や木育のワークショップ用などを想定している。本体価格は税別19万8000円で、ワイヤーや滑車、ベルトスリング等をセットにしたスタータキットも同27万8000円で発売する。