HANAKOの使い方

HANAKOは軽架線システムに対応した搬器です。

軽架線システムの索張りについて知りたい方は「軽架線システムの索張り(PDF)」をご覧ください。

 

ここでは設置から集材までの流れを説明をします。

 

(HANAKO Miniについては、YouTube動画をご用意していますので、併せてご覧ください)


1.架線と動力を設置する

架線と動力は軽架線システムの設置方法に従います。軽架線システムの索張りについて知りたい方は、「軽架線システムの索張り(PDF)」をご覧下さい。

HANAKO 300はチルホール(手動ウインチ)によって固定索を緊張させる例、HANAKO Miniは軽トラックによって固定索を緊張させる例を示します。

 

 

軽架線,搬器,制動,横取り,端上げ,宙づり,係留

 

(用語)

固定索:元柱と先柱をつなぎ、レールのように搬器を支持するロープ。HANAKOはワイヤーロープのみ対応しています。

動索:動力から搬器を介して荷につながれ、動力を伝えるロープ。

 

(参考)軽架線システムの索張り(さくばり)の仕方をPDF資料にてご案内しています。初めて索張りをされる方はどうぞこちらの資料を参考に行って下さい。

「軽架線システムの索張り(PDF)」

 

 


2.HANAKOを取り付ける

HANAKO 300は単力(倍力なし)の設置例、HANAKO Miniは5倍力の設置例を示します。

 

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  • HANAKOのカバーを外してロープを通し、付属の制動部などを取り付けます。
  • 制動部を取り付けると制動力が働くため、HANAKOは傾斜のあるところでも停止します(滑落しない)

 


以下に操作の説明を続けます。

HANAKOは荷重を使った制動のしくみにより、1つの動力を荷の昇降と移動の2つの運動に切り替え、あたかも天井クレーンのような運動をします。制動がいつ働き、いつ解除されるのかをおさえておけば、HANAKOの運動の仕方にすぐに慣れていただけます

 

以下の挿絵は全て下げ荷の場合を描いていますが、上げ荷の場合も同じ動きをします。

 

 

3.空搬器移動(荷の地点に移動する)

HANAKO 300の図で説明します。HANAKO Miniも共通です。

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  • 搬器移動用のロープを引っ張ると制動が解除され、荷の地点まで軽く移動できるようになります。
  • 移動をやめてもHANAKOは滑落しません(制動が戻るため)。
  • 空搬器移動は動力を使って行うことも可能です。

 


4.荷を掛ける

HANAKO 300の図で説明します。HANAKO Miniも共通です。

  • 荷を掛ける間、傾斜があってもHANAKOは停止しています

 

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  • 集材しやすい荷は、HANAKOの真下から一定の範囲内(円形=HANAKOの前後・左右)にあるものです。
  • 切り株などの障害物があっても、HANAKOが係留するため荷の端(はな)を上げ、摩擦を減らして牽引することができます。

 


5.動索を牽引する(横取り)

HANAKO 300の図で説明します。HANAKO Miniも共通です。

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  • 動力を動かし、動索を牽引します。
  • 動索のたるみが取れたあと、荷がHANAKOに向かって動き始めます。この間、HANAKOには荷重によって強い制動がかかりますので、クリップが接触するまで固定索上に停止し続けます。
  • 固定索上を動かないので、横取りの進入角度は一定です。

 


6.動索を牽引する(固定索上の移動)

HANAKO 300の図で説明します。HANAKO Miniも共通です。

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  • 荷がHANAKOに近づき、クリップがHANAKOのハナを押し上げると、HANAKOは元側への移動に転じます。
  • この移動の間、荷の高さ(端上げないしは宙づり)は保持されます。
  • またこの間、制動オン・制動オフが絶えず自動で繰り返されるため、HANAKOと荷は小さな振動を繰り返します(目視が難しいときもあります)。
  • 【暴走の抑止】荷が引っ掛かり(力をためて)飛び出してきても暴走は自動で抑止されます。荷が落ちると即制動がかかるためです。下げ荷の場面においては特に有効な働きです。

 


7.牽引を停止する・中断する

HANAKO 300の図で説明します。HANAKO Miniも共通です。

  • 目的地まで移動したら、動力を止めます※。動索が緊張状態(フリーではない)にありますので、荷は同じ姿勢で止まっています。
  • 何か問題に気づいて動力の運転を中断しても同様です。動索が緊張状態であれば、荷の姿勢が保持されます。
  • 運転を再開すれば、荷は同じ姿勢から移動し始めます。

※動力タイプによっては、運転を止めずに即逆転させて次の「荷を下ろす」作業に移ることがあります。

 


8.荷を下ろす

HANAKO 300の図で説明します。HANAKO Miniも共通です。

 

  • 動索をゆっくり弛めます。動力タイプによっては、ドラムを逆転させます。
  • この間、荷重による制動が働き、HANAKOは停止し続けます。
  • いきなり動索をフリーにせず、緊張を保ちながら下ろすことで、荷を安全に着地させることができます。

 

 

 

  • 荷はHANAKOの真下に降下します。
  • 宙吊りにした荷であっても、真下に降下します。

 

 

 

  • 着地したら、動索の緊張は完全に解く(フリー状態)ことができます。
  • 動索の緊張がなくなっても、制動が働いているためHANAKOは停止状態を保ちます

 

 

 

  • 最後に荷を外します。これで一連の集材の流れは完了です。
  • 荷を外してもHANAKOは固定索上に停止しています。

 

この集材作業を繰り返すときは、「3.空搬器移動」に戻ってください。

 

 以上、下げ荷の場合の挿絵で説明しましたが、上げ荷の場合もHANAKOは同様の動きをします。