固定索繊維ロープ

森の機械で販売中

固定索繊維ロープ MainLine4814

  • 架線用搬器HANAKO A2の固定索専用ロープとして特別仕様にて作られています。
  • Φ14ミリ →繊維ロープ用ブレーキ【サイズ14】に適合
  • コアはHMPE(※)、外層はポリエステルのダブルブレード(二重構造)
  • 【特別仕様】外層は48ストランドを編み込むことで硬く仕上げています。そのためしなやかさは殆どありません。→固定索専用とお考えください
  • 端加工なし
  • 破断強度10.1tf
  • 単位質量メートルあたり144g
  • 製造元:大綱株式会社(大阪)

(※)HMPEは東洋紡製の超高分子量ポリエチレン繊維。ダイニーマ(DSM社)と同等クラスの強度を持った素材です。

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MainLine4814チラシ20230330_2.pdf
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用途・サイズ

固定索繊維ロープMainLine4814は、架線用搬器HANAKO A2を使った架線運搬にご利用いただけます。

 

【設置の仕方】

一端は先柱に繋ぎます。もう一端は元柱を経由しアンカー側に引き回します。そしてその端をアンカーに設置した手動ウインチに繋ぎ、固定索を緊張~弛緩できるようにします。

 

【固定索の繋ぎ止め方】

本ロープは端部にアイ加工(スプライス)されていませんので、先柱側と手動ウインチ側にそれぞれプルージック結びなどによりアイを(一時的に)作る必要があります。プルージック結び用ロープは固定索強度を踏まえ十分に強度のあるものをお使いください。プルージック結びによる繋ぎ止め方はブログ「繊維ロープをつかむ方法」をご参考ください。

 

【サイズ】

本ロープは、100kg空中運搬(あるいは200kg地引運搬)×運搬距離50mを想定し、径Φ14ミリ×長さ59mのみのラインナップとなります。本ロープの破断強度10.1tfが荷重の100倍超の規格となっているのは以下前提に基づきます。本ロープをお使いにならない場合においても同程度かこれ以上の強度を持ったロープを使用されることをお勧めします。

  • ロープにかかる実効張力は張り具合によりますが約1tf(荷重の10倍)
  • ロープの破断強度は10tf以上(実効張力の10倍以上)・・・※

※ワイヤーロープを固定索に使う場合は通常、安全係数2.7(労働安全衛生規則の法令に基づく値)とされていますが、繊維ロープはワイヤーロープに比べ伸びやすいため、安全係数を大きめの10倍にとっています。この安全係数には、塑性変形(元に戻らない伸び)の発生を抑えるための余裕強度が含まれています。この想定は弊社見解であり一般的な見解ではありません。

 

【手動ウインチ】

ロープにかかる実効張力が1tfであることをふまえ、使用荷重が1tf以上の手動ウインチ(チルホールやレバーブロックなどの製品)をお使いください。レバーブロックの場合は揚程が3m程度必要です。

 

販売単位

固定索繊維ロープMainLine4814は以下単位にて森の機械株式会社が販売しています。

 

商品名

固定索繊維ロープ MainLine4814

型番 ML4814
サイズ

径Φ14mm × 長さ59m

当サイズのみのご提供となります

端加工 アイ加工は行っていません
付属品※ プルージック用ロープ(材質:HMPEまたはダイニーマ)が1本(※)付属します
納期 お問合せください

※付属品のプルージック用ロープについて。本固定索繊維ロープMainLine4814を支柱間にて設置・緊張するためには先柱側と手動ウインチ側に合わせて2カ所を固定する必要がございます。現在もう1本のプルージック用ロープは繊維ロープ用ブレーキの付属品として提供していますので、併せて当ブレーキをご購入される場合は別途お手配いただく必要はございません。それとは別にプルージック用ロープが必要な場合はお問合せください

関連製品

架線用搬器HANAKO A2の固定索としてMainLine4814をお使いになる場合、繊維ロープ用ブレーキ【サイズ14】が必要になります。

繊維ロープ用ブレーキを合わせてご購入される場合【サイズ14】をご指定ください。


ご購入

固定索繊維ロープMainLine4814の価格とお見積は下記ページにてお問合せください。