木製ラダーの作り方
木製ラダー(はしご)の作り方をご紹介します。
ホームセンターで購入できる桟木(さんぎ)と垂木(たるき)を使って安価にラダーを作ることができます。
林内で複数のラダーを常設しておきたいときはこんな木製ラダーが活躍します。
4メートルの木製ラダーを立木に取り付けた姿です。
必要な資材は以下のとおり。
・桟木(さんぎ) 60×28×4000 1本 →300円
・垂木(たるき) 40×30×2000 3本 →600円
・PPロープ Φ8ミリ
・ビス 65ミリ長
ステップは400ミリ間隔で取り付けます。
市販のラダーは450ミリですが、足の掛けやすさのため私は400ミリ間隔にしています。
最下部は土にめり込まないよう土台を付けています。
柱になる桟木はそのままの長さ(4000ミリ)で使います。
ステップは垂木を使い10個作ります。
踏面※は、40ミリの面を使い長さ280ミリにカット。
斜交い(トラス)は、長辺140ミリとなるよう45度でカットします。
ステップは柱に取り付ける前に、予め斜交いを固定したものを10個作っておくと良いでしょう。
写真の太矢印はビス留めの方向を示します。
※踏面は、30ミリの面にしてもかまいませんが、体重を載せたときに足裏が痛くならないよう私は40ミリの面を使っています。
裏側からもビス留めします。
ビスは全て65ミリ長のものです。
今回、同時に3本作りました。
設置する前に、PPロープをステップ1つおきに取り付けておくと良いでしょう。
斜交いと柱の間にできた隙間を通して縛っておくようにします。
なお、PPロープの長さは立木の太さをふまえ、2周分+余尺の目安で切っておきます。
立木にはこのように取り付けます。
PPロープは緩みを取りながら2周巻いて結びます。
PPロープがステップの踏面を巻かないよう気をつけてください。
設置は必ず安全帯を装備して行ってください。
横から見た姿です。
PPロープをしっかり縛ることで、立木の曲がり(細り)に従って柱が寄り添ってくれます。
その後の状態
設置してから2年経過した木製ラダー。
雨ざらしですが腐りやぐらつきもなく持ちこたえています。
木製ですので永久使用はできません。
PPロープは耐候性が低いので、適宜取り替えるようにしてください。