丸太の水切りを設置
水切りにはゴム板を使う方が多いと思いますが、ここでは丸太を使っています。
イノシシにこの丸太が掘り返されないよう、ペグで固定。下穴はドリルが貫通できるよう、丸太の厚みを減らして設置しています。
その関係で、丸太は深く埋めていません。岩が出るところでは有効な方法かと思われます。
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この作業道に丸太の水切りを設置します。
水切りとは路面を流れる水を谷側に排水して路面の崩壊を防ぐ対策です。
写真は手前側に向かって下り勾配のため、水切りをしないと手前側の道がぬかるみになります。
水切りの箇所は、ツルハシなどでミゾをつけました。
岩が出るため表面の小砂利を除いた程度です。
丸太の径は18センチ前後。
曲がりもあるためミゾに密着させるのは難しく、このままだと車両が超えるには高すぎるため、丸太を削って背を低くします。
ミゾに丸太を固定するにはペグを使います。
ペグは異形鋼を加工しました。径Φ16ミリ×長さ45センチです。
これぐらい太ければ岩を砕いて貫通していきます(Φ9ミリ異形鋼は貫通できず曲がってしまいますのでご注意ください)。
これはイノシシが作業道を掘り返した跡です。
ペグを使用するのはイノシシ対策でもあります。
埋めた丸太がなんどもめくられてしまった経緯がありました。
さあ、丸太を削ります。
ラインを入れやすいよう、皮むきをしておきます。
今回、V字の赤線に沿って削り落とします。
V字の角をミゾに埋める予定です。
丸太バイスは寝かせて使用します。
枕木で支持しておけば、全長にわたって切断することができます。
ペグを貫通させるため、下穴をドリルで空けておきます。
ドリル径Φ18ミリ(ペグ径Φ16ミリ)。
V字に削った丸太を作業道のミゾにはめて、ペグを打ち込みます。
作業完了です。
今回使用した道具はこのとおりです。
一部、図中にて補足しました。
11月下旬。落ち葉が積もりました。
今回は作業道のメンテナンスの一環として、水切りの設置の紹介をしました。
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丸太バイス 立介(たちすけ)
この水切り設置作業で使用した丸太バイスはこちらのページで紹介しています。使用しているのは立介Ⅱのほうです。