EyeEye(アイアイ)

EyeEye(アイアイ)は単引きの上げ荷ができる軽架線用の搬器です。

 

簡単に倍力のしくみを実現できるよう、滑車が配置済みになったオール・イン・ワンパッケージです。

 

✔ 上げ荷に使えます

倍力のため急傾斜ほど端上げの効果を発揮し、障害物を超えて運搬することができます

 

✔ 2倍力〜4倍力が可能

本体に倍力用の定滑車を2つ内蔵し、4倍力まで可能

 

✔ 端上げによる運搬ができます

倍力のため、荷の端(はな)を上げ、障害物を避けて無理なく牽引できます。

 

✔ ロープ端末(アイ)の処理が不要

備付けのクリップを使えば端を未処理のままEyeEyeにクリップできるので、すぐに作業を始められます。

※2倍力および4倍力のときに有効です。


使い方

架線を設置する

  • EyeEyeを設置するときは足場の良い場所を選び、固定索を地面まで下ろすか、胸の高さまでの間になるようにして行います。
  • 動索の端はアイを作る必要はありません(未処理のままでOK)。

(用語)

固定索:元柱と先柱をつなぎ、搬器EyeEyeを支持するロープ。

動索:動力とフック(荷)をつなぎ、荷を動かすロープ。

設置方法

  • ロープを通すときはカバーを外します。動索は、ラッチを開いて通し、動滑車をくぐらせ、端を動索クリップで固定します。
  • ロープを通し終わったら、必ずカバーを取り付けます。
  • 使用する工具は、M12(二面幅19ミリ)のレンチのみです

倍力の数による配線の違い

倍力の数によって動索の配線方法が変わりますが、要領をつかめば簡単にできます。

3倍力のときのみ、動索の端はアイを作り、シャックルを使って動滑車に繋ぎます。

倍力の使い分けの注意点

 

倍力のしくみにはメリットとデメリットの両面があります。

倍力を使うと確かに小さな力で大きな荷を動かすことができますが、倍力の数を増やせばよいというものではありません。

「倍力の数を増やすと、かえって負担が増える」こともあります。

 

まず、倍力を使う重要な目的は端(はな)上げだということです。

一般的に次の性質があります。

  • 上げ荷のときに、端上げの効果が生まれる。
  • 傾斜が急なほど、端上げの効果が大きい。
  • 倍力の数を増やすほど、端上げの効果が大きく、横取りも力強く行われる。

しかし他方で、倍力にすると搬器と荷(動滑車)の間でロープが往復するため、次のようなデメリットもあります。

  • 倍力の数が大きいほど、長いロープが必要になる(横取りの長さ×搬器~倍力の数だけ長くなる)。
  • 倍力の数が大きいほど、荷掛時にロープを弛緩させるための労力(たいていは人力)が倍加される。
  • 倍力の数が大きいほど、巻取り(牽引)に時間がかかるようになる。
  • 倍力の数が大きいほど、固定索に負担がかかるので固定索が切れやすく危険が伴う。

またこんな困った問題も起きます。

  • 倍力を大きくしたら、荷が宙吊りになってしまい目的地で下ろせなくなってしまった。

荷を下ろそうと動索を弛めると(集材機を逆転すると)、荷を宙吊りにしたまま元の方向(谷側)に戻ろうとするのです。何らかの強制手段で搬器を係留させない限り、宙吊りになった荷を同じ場所に下ろすことはできません。いったん宙吊りになると、荷が地山に接地する地点(地面が盛り上がり固定索に近づいているところ所)まで荷を下ろせなくなります。

 

これらの性質を踏まえたうえで、現場に応じてほどよい倍力の数を適用するようにしましょう。

例えば次のような要領で始めると良いでしょう。

  • 傾斜が急なときは、2倍力で十分。
  • 荷が重く、端上げできなかったら2倍力→3倍力と変えてみる。
  • 傾斜が緩く、端上げできなかったら2倍力→3倍力と変えてみる。

細いロープで4倍力

 

倍力にすると、荷掛時にフックを手引きする負荷が倍力数に比例して大きくなります。この負荷を少しでも軽くするには、なるべく細いロープを動索に選ぶことです。

 

以下の図は4倍力を使って横取りする例を示しています。

 

 

この図は以下のワイヤーロープを使用した例を示しています。

  • 固定索 Φ12mmのワイヤーロープ
  • 動索 Φ4mmのワイヤーロープ

 

 

この例で強度を試算します。

  • Φ12ミリのワイヤーロープの破断強度は7200kgf(72000N)、固定索として使う場合、使用荷重は530kgf(5300N)です(安全係数2.7、最大張力が荷重の5倍と想定)。
  • Φ4ミリのワイヤーロープの破断強度は800kgf(8000N)、動索として使う場合の使用荷重は130kgf(1300N)です(安全係数6として)。4倍力にすると使用荷重は4倍され、130×4=520kgf(5200N)となります。

 

このように動索に細いワイヤーロープ(Φ4mm)を使えば、取り回しの負担を減らしつつ500kgf程度までの運搬が問題なく行えることが分かります。 

(参考)倍力にするとどうして単引きでも端が上がるのか

 

こちらのページで解説していますので、よろしければご参考ください。

「【解説】倍力にするとどうして単引きでも端が上がるのか」

(参考)倍力選択のための早見チャート

 

ほどよい倍力の数は、一括りに決められません。

それは、端(はな)上げの状態が、地形(傾斜の大きさ)と、荷の重さによって変わるためです。

 

そこで早見チャートを用意させていただきました。

傾斜(角度)と荷の重さ(搬器との相対質量)が分かれば、どんな倍力数が良いかが予想できるようになります。


仕様

使用荷重  300kgf(3000N )
 材質 スチール
質量

本体:8kg

(付属の動滑車の質量は含みません)

サイズ

本体:390mm × 270mm × 80mm

固定索および動索のシーブ径:Φ75mm

※使用荷重は、ロープの強度を踏まえ、「小さい方(安全な方)」でお使いください。


使用可能なロープ

固定索

Φ12mmまでのワイヤーロープまたは繊維ロープが使えます。

動索

Φ8mmまでのワイヤーロープまたは繊維ロープが使えます。

 

固定索:元柱と先柱をつなぎ、搬器本体を支持するロープ。

動索:集材機ドラムとフック(荷)をつなぎ、搬器を介して荷を移動するロープ。


セット内容・価格

製品名 EyeEye(アイアイ)
型番略式 EY
内容物
  • 本体
  • 滑車(Φ75mm×1車、ベケット付き、フック付き。動滑車として2倍力と3倍力が可能です。)
価格  180,000円(税別、送料込み)

製品には、動力や、索張りに必要なロープ類などの周辺機材が含まれていません。

また設置に必要な工具は含まれていません。付属品は汎用品で代用可能です。

4倍力にするときは、別途1車の滑車がもう一つ、あるいは2車の滑車が必要になります。

 

軽架線がはじめてという方は、EyeEye以外に様々な機材が必要になります。

よろしければ「軽架線のガイド(PDF資料)を参考に機材をご準備ください。


ご購入

 

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